恐ろしい薬物乱用

薬物乱用とは?

医薬品を医療目的からはずれて使ったり、医療目的ではない薬物を不正に使ったりすることです。医療目的で使用されている医薬品であっても、遊びや快楽のために使用 することは薬物乱用にあたります。

薬物乱用するとどうなるの?

薬物を乱用すると脳に悪影響を与えてしまいます。一度ダメージを受けた脳が元に戻ることはありません。場合によっては死に至ることもあります。覚せい剤などを乱用すると薬物がないといられない中毒状態になり、薬物を手に入れようと平気で罪を犯 してしまうようになります。

薬物乱用の歴史

我が国における薬物乱用は戦後、ヒロポンに始まり、昭和29年に「覚せい剤取締法」が制定され、第一次覚せい剤乱用期は鎮静化しました。昭和46年から再び年を追って数が増加し、第2次覚せい剤乱用期に入りました。その後使用者が潜在化し、乱用者も「主婦層」、そして現在に至っては「中高校生」へと低年齢化の傾向が顕著となってきました。薬物乱用による依存は、一度使用するとより強い効果を求めて次第にエスカレートしていきます。いたずら半分の、少年期の「タバコ・酒」に始まり、有機溶剤に興味を持ち、そして大麻・覚せい剤・コカイン・麻薬などへ移行し、脳が萎縮しボロボロになって、強いては取り返しのつかない人生を送らなければならないのです。薬物乱用は、誰の為でもない「自分の為に、ダメ・ゼッタイ」とにかくダメなのです。

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