健康サポート薬局とは

「健康サポート薬局」は「かかりつけ薬剤師・薬局」の基本的な機能に加えて、医療機関、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所、訪問看護ステーション、市町村保健センター等の行政と連携して、患者さんや住民の健康について対応していきます。薬に関する情報をお伝えするばかりでなく、健康管理や在宅医療や介護に関する情報も持っており、様々な相談にのります。プライバシーに配慮した相談スペースで、処方された薬ばかりでなく、要指導医薬品、一般用医薬品、衛生材料や介護用品等のことも相談にのります。お話を伺い受診する必要があれば、医療機関を紹介したりします。ぜひご利用ください。

健康サポート薬局を利用するメリットについて

・健康サポートに必要な専門知識を有した薬剤師が相談に応じます。
・薬剤師としての経験が5年以上あるものが常駐しています。
・市販薬や健康食品の知識、他の医療職種等との連携等について、座学及び技能研修を受講した薬剤師が対応します。
・相談内容によって、医療機関での受診の提案や、必要に応じて他の関係機関をご紹介します。
・専門知識を有した薬剤師が、要指導医薬品や介護用品などの相談に適切に対処します。
・ 週末も開局しています。(曜日や時間帯は各薬局にお問い合わせください。)
・平日働いている社会人も相談ができるよう、土日も一定時間開局しています。
・プライバシーに配慮した相談スペースを用意しています。
・健康相談に関するイベントを開催しています。
・薬剤師のお薬相談会やイベント等の開催をとおして、地域住民の健康の維持、増進を支援します。

健康サポート薬局の見つけ方

埼玉県医療機能情報提供システムから検索が可能です。
検索方法:薬局をさがす(目的別検索でさがす)>業務内容、提供サービスでさがす>「健康サポート薬局」
埼玉県医療機能情報提供システム (iryo-kensaku.jp)

また、健康サポート薬局の多くは、薬局内外にロゴを掲示していますので、このロゴを目印にしてください。

【ロゴマークのコンセプト】
かかりつけ薬剤師と地域住民・患者さんは、より良い健康の実現のためにともに歩み、分かち難い存在であることを表現しています。
アルファベットの「S(Support)」をモチーフに取り入れました。

かかりつけ薬剤師制度

平成28年4月からスタートした「かかりつけ薬剤師」制度。
どうして、このような制度ができたのでしょうか?かかりつけ薬剤師を持つことで、私たちの生活にどのようなメリットがあるのでしょう?
かかりつけ薬剤師について正しい知識を持ち、正しく活用しましょう。

かかりつけ薬剤師とは

かかりつけ薬剤師は、あなたが使用している薬剤のことなどを親身になって相談にのってくれる薬剤師です。かかりつけ薬剤師は、あなたが現在使用している処方薬や市販薬などの情報を把握し、薬の飲み残しや重複投与や副作用などがないかを継続的にチェックします。処方薬をお渡しする以外にも、必要に応じて薬が服用できているかを確認し、また、ご自宅に訪問して、健康のことや薬の相談にのります。薬局が開いていない時間帯でもご相談いただける体制を整えています。いつでも気軽に相談でき、信頼できる、地域の皆様に密着した薬局の薬剤師が「かかりつけ薬剤師」です。

かかりつけ薬剤師をもつメリットとは?

かかりつけ薬剤師・薬局には、大きく3つの特徴的な機能があります。それぞれの機能と活用メリットをご紹介します。

☆ 薬の専門家が身近にいるから安全・安心に薬を使用できる
薬の専門家が身近にいるから安全・安心に薬を使用できるひとりの薬剤師がひとりの患者さんの服薬状況を一カ所の薬局でまとめて管理し、かつ、それを継続して行う機能
薬を安全・安心に使用していただくため、処方薬や市販薬など、あなたが使用している薬の情報を一カ所でまとめて把握し、薬の重複や飲み合わせのほか、薬が効いているか、副作用がないかなどを継続的に確認します。
複数のお薬手帳をお持ちの方には、1冊に集約していただくよう、提案します。

 ☆薬局が開いていない時間にも薬の相談ができ、在宅医療もサポートしてもらえる
薬局が開いていない時間にも薬の相談ができ、在宅医療もサポートしてもらえる24時間対応を行い、患者さんの自宅にお伺いし在宅医療を行う機能
休日や夜間など薬局の開局時間外も、電話で薬の使い方や副作用等、お薬に関する相談に応じています。また、必要に応じて夜間や休日も、処方せんに基づいてお薬をお渡しします。外出が難しい高齢者などの患者さんのお家に伺い、お薬のご説明をし、残薬(手元に残っている薬)の確認も行います。

☆ 医療チームのサポートを受けられる
医療チームのサポートを受けられる処方医や医療機関と連携する機能
処方内容を確認し、必要に応じて医師への問い合わせや提案を行います。患者さんに薬を渡した後も患者さんの状態を見守り、その様子を処方医にフィードバックし、残薬の確認を行います。お薬だけでなく、広く健康に関する相談にも応じ、場合によっては医療機関への受診もお勧めすることもあります。また、地域の医療機関とも連携し、チームで患者さんを支えられる関係を日ごろからつくっています。

いつでも気軽に相談でき、信頼できる、地域に密着した薬局・薬剤師が「かかりつけ」です。